はじめに(なぜSBI証券がおすすめか)
SBI証券は口座数が多く、手数料や取り扱い投信の数、スマホアプリの使いやすさで評価されているネット証券の代表格です。
つみたてNISAを始める際は「操作のしやすさ」「取り扱い投信のラインナップ」「支払い方法(口座引落・カードなど)」を確認することが重要で、SBIはこれらを満たすことが多いため初心者でも使いやすい選択肢になります。
つみたてNISAの基本をまだ理解していない方は、まずこちらの記事をどうぞ → つみたてNISAとは?初心者向け解説
準備(事前に用意するもの)
- マイナンバー確認書類(個人番号カードがあると最も簡単)
- 本人確認書類(運転免許証、パスポート等)
- 銀行口座番号(入出金用)
- メールアドレスとスマホ(本人確認や通知受信用)
- 投資方針(毎月いくら積立するか、目標期間など)
書類はスマホで写真を撮ってアップロードできるため、準備しておくと口座開設がスムーズです。
マイナンバーの取得や本人確認書類について詳しく知りたい方はこちら → マイナンバー確認書類の準備方法
ステップ1:SBI証券の総合口座を開設する
- SBI証券の公式サイトへ行き、「口座開設」ボタンをクリック(スマホアプリからも可能)。
- メールアドレスを登録し、ID(ログインID)を取得。
- 個人情報・住所・職業等を入力する(入力途中で保存可能)。
- マイナンバー・本人確認書類をアップロード(マイナンバーカード推奨)。
- 審査通過後、ログイン情報・取引パスワードが届く(通常数営業日)。
ポイント:入力ミスで審査が遅れることがあるので、住所や氏名は住民票と同じ表記で入力してください。
👉 【SBI証券の口座開設はこちら】
ステップ2:つみたてNISA口座の申し込み
- 総合口座が開設できたら、SBIのマイページ(またはアプリ)にログイン。
- 「NISA/つみたてNISA」メニューから「つみたてNISA口座の開設申請」を選ぶ。
- 既に別の金融機関でNISAを利用している場合は、「金融機関変更(移管)」の手続きが必要。画面の案内に沿って申請してください。
- 申請後、税務署や金融庁の処理を経てつみたてNISA口座が有効化されます(完了まで数日〜数週間かかる場合あり)。
注意点:1年に1口座しかNISAを保有できないため、既存のNISA口座がある場合は切替手続きを忘れないように。
ステップ3:投資信託を選ぶ(初心者向けの考え方)
初めてなら「低コストのインデックスファンド」を基本に考えます。選ぶ際のチェックポイントは以下。
- 信託報酬(年間手数料)が低いか(長期では大きく影響)
- 純資産残高が十分あるか(資金流入が安定しているか)
- ベンチマーク(S&P500、全世界、先進国等)が自分の投資方針に合うか
- 為替ヘッジの有無(海外資産の場合)
- 運用実績と運用開始年
SBIの検索・比較ツールで「つみたてNISA対象」のフィルタをかけ、候補を3本程度に絞ると判断しやすいです。
代表例としては「全世界株式(オールカントリー)」「S&P500連動」「先進国インデックス」などが初心者向け。
ステップ4:積立設定(具体的な入力項目)
- 選んだ投信のページで「積立買付」→「つみたてNISAで積立」を選択。
- 積立頻度(月1回がおすすめ)と金額を設定(例:月1,000円〜)。
- 支払い方法を指定(引落口座、場合によってはカード決済など)。
- 引落日・ボーナス月加算などのオプションを設定する場合はここで指定。
- 最後に確認画面で手数料や初回買付予定日を確認して確定。
ポイント:生活に無理のない金額から始める(継続が最優先)。月1,000円で慣れてから増額するのも有効です。
初心者におすすめの投資信託ランキングはこちら → つみたてNISAおすすめ投資信託5選
ステップ5:運用開始後の管理とチェック
- 初回は買付が実行されたか(取引履歴で確認)
- 定期的(月1回〜年1回)は保有状況をチェックする(評価額、損益、信託報酬の変更等)
- 大きなイベント(大幅な下落等)でも原則は放置が推奨。必要なら積立額の増減を検討する。
- 年に1回程度、ポートフォリオの再確認(バランス型を利用している場合はリバランスの検討も)
ちなみに、証券口座はSBI証券以外にも楽天証券があり、どちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。
👉 詳しくは 楽天証券とSBI証券を比較!どっちが初心者向き? をご覧ください。
よくあるトラブルとその対処法
- 「つみたてNISAが有効化されない」→ 既に他でNISA口座を利用していないか確認し、金融機関変更の手続きを行う。
- 「クレジットカードで積立ができない」→ SBIのカード対応状況や条件(カードブランド、上限金額)を確認。利用できない場合は口座引落に切替。
- 「投信が一時売却不可」→ 信託財産留保額や繰上償還リスクを確認。基本は長期保有を前提に。
最後に(初心者向けのアドバイス)

- まずは「口座を開く→つみたてNISAを選択→月1,000〜10,000円で自動積立」を設定するだけでOK。
- 投資は「続けること」が最も重要。年に一度見直す習慣をつける。
- 手数料(信託報酬)は長期で響くので、低コスト商品を優先する。
- 情報はSBI公式や金融庁の案内で最新を確認する(制度やサービス仕様は変わることがあります)。
実用チェックリスト(そのまま実行)
☑ マイナンバー・本人確認書類を準備し
☑ SBI証券の総合口座を開設した
☑ つみたてNISA口座を申し込んだ/有効化を確認した
☑ 投資信託を1〜3本に絞った(信託報酬・純資産を確認)
☑ 初回買付が実行されたか確認した
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