投資を始めたばかりの方にとって、専門用語は難しく感じられるものです。ここでは「つみたてNISA」「投資信託」などを始める際に役立つ基本的な用語をまとめました。必要なときに見返して、用語の意味をしっかり確認しましょう。
投資の基本用語
株式
会社が発行する「株」を購入することで、その会社の一部を所有できる権利。株主は配当金や株価の値上がり益を得られる可能性があります。
債券
国や企業がお金を借りるために発行する証券。一定の利息を受け取り、満期に元本が返ってきます。
投資信託(ファンド)
投資家から集めたお金を、プロがまとめて運用する金融商品。少額から分散投資が可能。
インデックス投資
日経平均株価やS&P500など、特定の指数(インデックス)に連動することを目指す投資方法。低コストで長期投資に向いています。
アクティブ投資
ファンドマネージャーが積極的に銘柄を選び、インデックスを上回る成果を目指す投資方法。
つみたてNISA・iDeCo関連用語
つみたてNISA
少額からの長期・積立・分散投資を支援する非課税制度。年間40万円までの投資が対象、非課税期間は20年。
👉 つみたてNISAの始め方やおすすめ投信を知りたい方は、【2025年版】つみたてNISAおすすめ投信ランキングと選び方のコツ をご覧ください。
iDeCo(イデコ)
個人型確定拠出年金。掛金が全額所得控除の対象となり、老後資金を準備できる制度。ただし60歳まで引き出せません。
👉 つみたてNISAとiDeCoの違いや優先順位については、つみたてNISAとiDeCoどっちが先?【初心者の悩みを解決】 で詳しく解説しています。
👉 用語の意味を理解したら、実際にどう活用するかも知っておくと安心です。掛金の増額や商品見直しの実践ガイドはこちら。→iDeCo活用術:掛金の増額と運用商品見直しのタイミング(完全ガイド)
非課税枠
つみたてNISAや一般NISAで投資した際に得られる運用益が課税されない金額の上限。
👉 非課税期間20年の仕組みや終了後の対応については、つみたてNISAの非課税期間とは?【図解でわかりやすく】 を参考にしてください。
ロールオーバー
NISAで非課税期間が終了した資産を、新しい非課税枠に移す手続き。
資産運用・金融の基礎用語
分散投資
複数の銘柄や資産クラスに分けて投資することで、リスクを抑える方法。
リスク
投資で予想外の損失が発生する可能性。リスクが高いほどリターンも大きくなる傾向があります。
リターン
投資によって得られる利益。配当金や値上がり益などが含まれます。
複利
利益を再投資することで、雪だるま式に資産が増えていく効果。長期投資の大きな味方。
元本割れ
投資した金額(元本)より資産価値が減ってしまうこと。
投資信託・ETF関連用語
信託報酬(運用管理費用)
投資信託を保有している間にかかるコスト。年率0.1〜1%程度。
純資産総額
その投資信託に集まっているお金の総額。大きいほど安定していることが多い。
基準価額
投資信託の1万口あたりの値段。株価に相当する指標。
ETF(上場投資信託)
証券取引所に上場しており、株のように売買できる投資信託。
👉 実際に口座を開いて始める流れは、SBI証券でつみたてNISAを始める手順 で図解付きでまとめています。
株式投資に関する用語
配当金
会社の利益の一部を株主に分配するお金。
株主優待
株を保有することで得られる特典(商品券や割引券など)。
PER(株価収益率)
株価が利益の何倍かを表す指標。割安か割高かを判断する目安。
PBR(株価純資産倍率)
株価が純資産の何倍かを示す指標。
投資戦略・運用スタイル
ドルコスト平均法
定額を定期的に投資する方法。価格が高いときは少なく、安いときは多く買えるのでリスクを抑えられる。
👉 積立額による違いを具体的に知りたい方は、つみたてNISAの積立額シミュレーション でチェックしてみましょう。
長期投資
数年〜数十年単位で資産を増やす投資方法。複利効果を最大限活かせます。
短期投資
数日〜数か月の値動きを狙う投資。リスクが高く初心者には不向き。
税金・手数料関連
譲渡益課税
株や投資信託を売却して得た利益にかかる税金。通常20.315%。
配当課税
配当金にかかる税金。通常20.315%。
信託財産留保額
投資信託を解約するときにかかる手数料の一種。
為替手数料
外国株や海外ETFを購入する際にかかる通貨交換のコスト。
よく使う経済指標
日経平均株価
日本を代表する225社の株価をもとに算出される株価指数。
TOPIX
東京証券取引所プライム市場全体の株価を対象にした指数。
S&P500
アメリカを代表する500社の株価指数。インデックス投資で人気。
👉 初めての証券口座選びで迷う方は、楽天証券とSBI証券を比較!どっちが初心者向き? が参考になります。
まとめ
投資用語は難しく感じられますが、一つひとつ理解していけば「なぜ投資が必要なのか」「どう運用するべきか」が見えてきます。特に つみたてNISAやiDeCoを活用するなら必須の基礎知識 ばかりです。困ったときにこの用語集を辞書のように活用してください。


コメント