投資を始めようと思ったとき、多くの方が悩むのが「証券口座はどこで開設するか?」という点です。
なかでも人気が高いのが 楽天証券 と SBI証券。
どちらもネット証券の大手で、投資初心者からベテランまで幅広く利用されています。
この記事では、両者の違いや特徴をわかりやすく比較し、初心者にとってどちらが向いているかを解説します。
楽天証券とSBI証券の基本情報
まずは、両社の基本的なサービス内容を整理しましょう。
- 楽天証券
・楽天経済圏との連携が強み
・楽天カード決済でポイントが貯まる
・画面デザインや操作性がシンプルでわかりやすい - SBI証券
・ネット証券最大手、口座数1位
・投資信託のラインナップが豊富(約2700本以上)
・Tポイント・Vポイントなど複数のポイントが使える
どちらも つみたてNISA・iDeCo・株式投資 など主要な投資に対応しており、手数料水準もほぼ横並びです。
違いは「使いやすさ」や「ポイント制度」、そして「商品ラインナップの広さ」にあります。
👉 証券口座の開設からつみたてNISAの始め方までを知りたい方は、[SBI証券でつみたてNISAを始める手順] をご覧ください。
1. 投資信託の取扱数で比較
初心者が利用することの多いつみたてNISAや投資信託は、取扱本数が多いほど選択肢が広がります。
- 楽天証券:約2700本
- SBI証券:約2700本以上(業界最多クラス)
両者ともに豊富ですが、SBI証券は特に 低コストインデックスファンド に強みがあります。
「eMAXIS Slimシリーズ」や「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」など、初心者に人気の商品が充実しています。
👉 具体的な投資信託の選び方は、[つみたてNISAおすすめ投信ランキングと選び方のコツ] で解説しています。
2. ポイント投資で比較
初心者にとってうれしいのが「ポイントで投資ができる」サービスです。
- 楽天証券
・楽天ポイントを投資信託の買付に利用可能
・楽天カード決済で投資信託を積立 → 1%ポイント還元(※上限あり)
・楽天経済圏を利用している人に圧倒的に有利 - SBI証券
・Tポイント、Vポイント、Pontaポイントを利用可能
・クレジットカード決済による投資でもポイント還元あり
・複数のポイントサービスを使い分けたい人に便利
👉 ポイント投資を「楽天経済圏」で一元化したいなら楽天証券、
複数のポイントを活用したいならSBI証券がおすすめです。
3. 口座開設のしやすさ・画面操作で比較
投資初心者にとって「使いやすさ」はとても重要です。
- 楽天証券
・画面がシンプルで直感的に操作できる
・スマホアプリ「iSPEED」も初心者向けにわかりやすい設計 - SBI証券
・商品ラインナップが豊富で情報量が多い
・最初は画面に情報が多く、慣れるまで時間がかかる
・細かい設定や高度な取引をしたい人には便利
👉 初心者に優しいのは楽天証券、
👉 慣れてきて選択肢を広げたい人にはSBI証券 が合います。
4. NISA・iDeCoの使いやすさで比較
税制優遇を活用できる つみたてNISA と iDeCo は、初心者が投資を始める代表的な方法です。
- 楽天証券のNISA/つみたてNISA
・楽天カード払いで積立が可能
・楽天ポイントが自動で貯まる
・設定がシンプルで初心者でも迷いにくい - SBI証券のNISA/つみたてNISA
・取扱ファンド数が圧倒的に多い
・低コストファンドを選びやすい
・積立設定の柔軟性が高く、自分好みにカスタマイズできる - iDeCoに関して
両社ともに取扱商品が豊富ですが、SBI証券はより幅広い商品を扱っており「自由度の高さ」で優れています。
👉 「最初の一歩を迷わず踏み出したいなら楽天証券」、
👉 「本格的にファンドを選んで運用したいならSBI証券」がおすすめです。
👉 「つみたてNISAとiDeCoどっちが先?」という悩みを持つ方は、[つみたてNISAとiDeCoどっちが先?【初心者の悩みを解決】] を参考にしてみてください。
5. 手数料・コストで比較
ネット証券の手数料水準は、ここ数年で大幅に下がりました。
楽天証券とSBI証券は、いずれも 株式売買手数料無料プラン を導入しています。
また投資信託の購入手数料は 両社ともに無料(ノーロード) が基本。
実際に差が出るのは 信託報酬(運用コスト) ですが、これは各ファンドごとに決まっており証券会社ではほぼ同じです。
👉 手数料面での優劣はほぼないため、重視すべきは ポイント還元や操作性 です。

まとめ:初心者はどちらを選ぶべき?

最後に、これまでの比較を踏まえてまとめます。
- 楽天証券が向いている人
・楽天カードや楽天ポイントを普段から使っている
・できるだけシンプルに投資を始めたい
・「迷ったらこれ!」とおすすめしてほしいタイプ - SBI証券が向いている人
・幅広い投資信託から自分で選びたい
・ポイントを分散して使いたい
・将来的に株式やiDeCoも積極的に活用したい
初心者にとって最初の証券口座選びはとても大切です。
まずは使いやすさとポイント投資の強さで楽天証券を選ぶのも良いですし、
将来の拡張性を考えてSBI証券を選ぶのも間違いありません。
迷ったら「楽天証券で最初の一歩 → 慣れてきたらSBI証券も併用」という選び方も可能です。
👉 証券会社を選んだ後に気になるのは投資信託のコスト。詳しくは [【比較】初心者におすすめの証券口座3選+選び方のポイント] をチェックしておきましょう。
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